木の異変、またその原因は多種多様
・・・だから適した対応、予防対策が大切です
弊社は、日本各地の木々のデータの*化学分析を行い、
樹木の窒素代謝メカニズムを検証。その結果から、現代の
自然環境変化で起きている「ミネラル(モリブデン)欠乏症」
に着目し、各種製品を研究・開発しています。
(*化学分析委託:かがわ産業支援財団 地域共同研究部 RISTかがわ)
【樹木の窒素代謝サイクル】
自然環境悪化、大気汚染などで循環に支障が起きている
自然環境が昔に比べ、悪化しています。酸性雨・大気汚染、夏の高温時期は、アスファルトやコンクリート、石塀の輻射熱の問題など、人間にも樹木にも厳しい自然環境です。弊社データでは、樹木内の温度も56℃以上になるとタンパク質変性し、弱っている木は、異変を起こすと思われます。(高温度障害)
また、ミネラル不足、特にモリブデン欠乏による樹木の窒素代謝悪化も異変の大きな原因と思われます。
葉先の黄化、しわしわ、虎葉、花が咲かない、葉が茂らない など
・ハナミズキ
・桜
・ヤマボウシ
・松、松葉、五葉松
・梅
・ホウオウボク(沖縄公共施設内)
【原因】
葉の不調は、酸性雨成分の硝酸イオンが蓄積と思われる。
分析の結果、ほかにもミネラル欠乏がみられた
【施工】
「美育さん」(ミネラル7種) を根本に灌水。
不足ミネラル補給により、新たな葉は右の写真のように改善された
【施工】
「美育さん」(ミネラル7種) を根本に灌水。
不足ミネラル補給により、右の写真のように葉や花が改善された
【状況】
支障なくそだっていたが、葉の茂りがすくなく感じていた
【施工】
「元気くん」(窒素リン酸カリ+ケイ酸) を根本に。
ケイ酸は、特に根への働きが効果的。
前の年にくらべて葉の茂りが活発になった
【状況】
葉先が弱い。木全体、葉先のモリブデン値減少
【施工】
「健育くん」(主要成分:モリブデン) を葉面散布。
葉先に勢いが増した。
(手のひらで触るとチクチクと感じるくらい
葉先がしゃんとした。)
*五葉松には、根本に「美育さん」をプラス利用。
【施工】
「活力さん」(主要成分:モリブデン)の樹幹埋設
葉・枝・実の勢いがまし、施主様よりお礼の手紙をいただいた。
(樹幹埋設後の一年後の幹の様子)
【状況】
沖縄公共施設内のホウオウボク
花の数がすくないなどの現象。
【施工】
「K568(ケーゴロハチ)」業者様向け(=「活力さん」)を
樹幹埋設。
10年ぶりに花がたくさん咲いた。
環境変化が原因と考えられる事例に加えて、
虫の害、除草剤、人為的な影響で木が弱ることも多々あります。
・ダニ①
・ダニ②
【原因】
盆栽専門業者様保有の松の異変。
葉のサンプルの化学分析をもとに、共同でダニ対策を行った。
3か月ほど後に、改善がみられる
(*ダニ対策は個々の状況に合わせる必要があります。)
ダニ対策成功事例
(*ダニ対策は個々の状況に合わせる必要があります。)
除草剤による影響と思われる事例
木には影響がないとされた除草剤も高濃度で使用してしまったり、
何年もかけて蓄積して影響がでてくる場合も多い。
樹木周りの除草剤使用は注意が必要である。
弊社では、枯れの状況を調べるため、枯れた木、枯れかけている木の
内部に発生するアセトアルデヒドに反応する、弊社製品「木のかんたん検知薬」を使い
治療や切除の判断基準とする場合もある。
・葉の除草剤反応
・除草剤と過剰な剪定が原因と思われる事例
・除草剤の多い土壌への移植事例
移植に伴う悪化
切断面養生不良と堆肥に含まれる未完熟有機物等による
菌が原因
*移植に伴う掘り取り時の根や幹の切断面の処理が不適切な場合
搬入時、立て込み時の灌水と同時に使用した
完熟していない有機物堆肥等の雑菌の侵入が起こり、
数年たった後に枯れこむ報告がある。
切断面の殺菌・養生は丁寧にする必要がある。
草刈時の株もとの損傷
草刈時の傷がついた場合、ここからの菌感染や
栄養が上がる道が寸断されることがある。
草刈時には、ご注意を。