1 どんな時にどんな樹種にどの製品を使いますか?
 ①地植えのほぼすべての樹種の庭木には、まず「庭木のツチトコ、庭木元気」を使用します。
「庭木のツチトコ+庭木元気」で通常の一般的庭木の健康対策は対応できると思われます。
 ②草花・野菜・観葉樹には 草花、野菜、観葉樹には「プランターのツチトコ・セット」を使用します。

2 庭木用施肥はいつがいいですか?
  ①庭木のツチトコ:庭木のツチトコは根付いたら年中いつでもご使用下さい。
  ②庭木元気 :庭木元気は、基本的に季節を問わず、年中使用可能ですが、樹種ごとの施肥時期(施肥推奨時期の表参考)に与えると効果的です。
冬の寒肥(12~2月)、花後のお礼肥え(花が終わったあと)に施すとより効果的です。開花中、実が付いている時に肥料を施すと花持ちが悪くなるので避けてください。
*すでに窒素リン酸系肥料を与えた場合は過剰になることも考えられますので庭木元気の使用は半年間は開けて与えてください。

3 庭木のツチトコ+庭木元気のセットを使用しても異変が回復しなかったり、樹勢が良くならないときはどうしますか?
・弊社製品を開発したベテラン庭師は、庭木のツチトコ+庭木元気を使用してもよくならない場合は、1,2週間状態を見て、あるいは異変の程度が強い場合は同時に、追加対策を行います。


4 追加対策とはなんですか?

“土壌酸度計”を使用して判断する対策があります。

大気汚染による酸性雨の土壌の酸性化の影響や、一方黄砂によるアルカリ物質によりアルカリ化が起こるなど、昨今の環境変化は一般的に酸性土壌を好む庭木には大変な状況です。

土壌がより酸性化(pH6.0未満)の場合:
ミネラルバランス悪化の影響で、酸性土壌で木が吸収しにくくなる、且つ必要不可欠な成分モリブデンがあります。そのモリブデンを与える対策が必要です。窒素代謝を改善します。
pH6.0~7.0の場合でも「庭木健育」の葉面散布使用はできます。


低木用の庭木健育:葉面散布又は、根に灌水することでモリブデンを補給します。「庭木健育」

高木用の庭木活力:大きな高い木では葉面散布ができにくく、また土壌に必要量を潅水で撒こうとすると大量になりすぎるので、樹幹埋設という独自技術で主にモリブデンを補給します。  「庭木活力」               

土壌が中性、アルカリ性になっている場合(pH6,0以上):
土壌がpH6.0以上の場合に植物が吸収しにくくなる、また、強いUVによる光障害に対応する成分を補給するため、「庭木のツチトコEX」をお試しください。今必要なミネラル分を強化補給します。 

                 
5 なぜ樹勢が良くなるのですか

・庭木のツチトコにはチッソ系肥料の吸収効果を高める効果があります。相性の良いチッソ系肥料の庭木元気とセットで使用することで、効率良く肥料成分が吸収され、庭木が元気になります。また、セット使用で必須栄養素等10種(チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を補給できるため、多くの植物に必要な栄養の偏りを防ぎます。

「庭木のツチトコEX」、「庭木健育」、「庭木活力」は、今の環境にさらに補強すべきミネラルを補給できる製品です。


6 どんな症状でも回復しますか?

・「庭木のツチトコ+庭木元気」のセット使用、及び追加対策(庭木健育、庭木活力、庭木のツチトコEX)は庭木を元気にする働きがありますが、栄養以外の弱っている原因を取り除かないと回復しない場合があります。(大病を患っている人によい栄養剤だけを与えれば回復する?というのと同じですね。)例えば、害虫や菌の感染、水不足、水のやり過ぎ、除草剤を長年根から吸収した、強剪定、猛暑によるアスファルトや塀からの熱の跳ね返りなど、庭木が弱っているさまざまな原因の対策をしなければ栄養対策だけでは回復できない場合もあります。


7 銅(Cu)は配合されていますか?

・「庭木用のツチトコ」には含まれていません。庭木用にはプランター植物より全体に濃度が濃いミネラルが必要ですが、銅(Cu)を全体のバランス程度に必要量を配合すると庭木の種類や状態によっては過剰障害が出やすいから配合していません。銅(Cu)欠乏症も葉の異変が起きますので、欠乏の場合は別に銅(Cu)を補給する必要があります。(欠乏の場合の画像を参考に)                                   

・プランターのツチトコを使用する植物は、庭木に比べてミネラルの必要量が少ないので、プランターのツチトコに配合されている粉炭や天然の鉱物などに銅(Cu)他すべてのミネラルが含まれています。


8 更なる対策はありますか?

弊社製品を開発したベテラン庭師が、画像を送っていただければ『画像診断』します。詳しい判断ではありませんが簡単な木の状態のアドバイスさせていただきます。(有料 弊社製品の購入が前提、1本の木当たり550円)さらに、費用をかけても庭木を救いたいという要望には、木の葉や土の栄養分析(分析費は数万円)により判断して対策をアドバイスします。お問い合わせください。


9 屋外の大きめな鉢植え木にはどの製品を使用しますか?
(目安:鉢サイズ10号?直径30cm?)など
・鉢植え木には基本は、プランターのツチトコ・セットを使用します。ただし、酸性土壌を好むよく地植えにする庭木を鉢植えにしている場合は、庭木のツチトコを地植えに使用するよりも4分の1の量に薄めて潅水使用します。庭木元気は地植えの場合よりも指でつまんでパラパラと撒く程度に少量を与えて下さい。


10 盆栽に使用できますか
・盆栽にはプランターのツチトコ・セットをお勧めします。セットの中のツチトコNPKは過剰になることに注意して少量ずつ補給してください。

11 鉢植えの植物にどの製品を使用しますか
・屋外の大きな庭木以外の植物は、通常は鉢植えの植物には「プランターのツチトコ・セット」を使用します。


製品ごとの留意点

1.庭木のツチトコ
・鉢植えの庭木に使用できますか?
地植えの庭木には通常量で使用します。鉢植えの庭木には、原則プランターのツチトコを使用しますが、酸性土壌を好地植えにする庭木を鉢植えにしている場合は、通常の4倍程度に薄めて使用してください。
・花壇や草花に使用できますか?
肥料成分が樹木用に濃いため草花には使用をお控えください。
・木の周りに下草(リュウノヒゲや芝生など)がありますが使用しても大丈夫ですか?
使用前に一部に少量をテスト使用してください。問題なければ適量の半分ほどを水に混ぜて潅水してください。2週間ほど様子を見て、下草に影響が見られなかったら残りも撒いてください。葉面散布使用もできますのでテスト使用後問題ないことを確認後お使いください。(葉面散布する場合は、潅水使用の3倍程度に薄めて使用してください。
・どんな樹種に使用できますか?
ほぼすべての木に使用できます
・雨の日に使用してもよいですか?
小雨程度でしたら使用しても大丈夫ですが、大雨の場合は成分が流れてしまう恐れがあるので控えてください。
・〇か月前に市販肥料を撒いてしまったのですが、併用しても大丈夫ですか?
庭木のツチトコのみなら撒いても大丈夫です。庭木元気(窒素リン酸カリ肥料)を撒くと、栄養過多になってしまう恐れがあるので控えてください。
・堀や建物があって円状に散布できない時はどうすればよいですか?
円状に散布できない場合は、その分だけ他方向へ広く散布してください。

2.庭木元気
・市販の窒素リン酸カリ肥料と何が違うのですか?
三大栄養素の窒素、リン酸、カリに加えて、可溶性ケイ酸を配合しています。可溶性ケイ酸は茎や根を丈夫にし、耐病虫性、保水性をアップします。
・施肥効果が現れるまでどれぐらいかかりますか?
施工時期、使用環境により効果が現れるまでの期間が変わります。次の新芽が出るまで時間がかかると考えておいてください。(およそ2か月ほど~)
・庭木の花が少なくなってしまったのですが、効果はありますか?
花を咲かせるにはエネルギーが必要になります。庭木元気は庭木に必要な三大栄養素(窒素、リン酸、カリ)を補給することで花付きが良くなります。また、剪定時に花芽を切り落としてまうと翌年の花が咲かなくなるのでその点も注意してください。
・どれぐらい撒けば良いですか?
幹周り (直径ではなく、胴回り。胸の高さ) 10cmにつき庭木元気40g使用してください。寄せ植えの場合は1平方メートルにつき40gを使用してください。
・花壇の花にも使用できますか?
庭木用ですので、草花には使用しないでください。
・木の周りに下草 (芝生、リュウノヒゲ等) が生えています。使用しても大丈夫ですか?
使用前に一部に少量をテスト使用してください。問題なければ適量の半分ほど撒いてください。2週間ほど様子を見て、下草に影響が見られなかったら残りも撒いてください。
・どんな樹種でも使えますか?
ほぼ全ての庭木に使用可能です。
・雨の日に撒いても大丈夫ですか?
小雨程度でしたら使用しても大丈夫ですが、大雨の場合は成分が流れてしまう恐れがあるので控えてください。
〇か月前に市販肥料を撒いてしまったのですが、併用しても大丈夫ですか?
他の肥料と同時に使用すると肥料過多になる恐れがあります。半年以上間隔をあけて使用してください。
・堀や建物があって円状に散布できない時はどうすればいいですか?
円状に撒けない場合は、その分だけ他方向へ広く施してください。
・木が傾いている (一方に偏っている) 場合、どのように肥料をあげたらいいですか?
樹冠 (葉が茂っている所) の最大直径を確認し、その半分を施肥半径とします。幹を中心に施肥半径に施してください。

3.庭木のツチトコEX
・庭木のツチトコと何が違うんですか?
庭木のツチトコを使用しても庭木の樹勢がよくならない場合の追加対策の一つが庭木のツチトコEXです。庭木のツチトコは7種のミネラルを含む肥料ですが、UVの強い昨今の環境に特に必要なミネラルをさらに強化する肥料が庭木のツチトコEXです。
・なぜ樹勢が回復するんですか?
庭木のツチトコEXに主に含まれるマンガンは炭素代謝に重要なミネラルでUVの強い環境で必要だと考えています。
・どんな樹種に使用できますか?
マツ、サクラ、マキ、スギ、ナラなどに使用実績があり画期的な効果が出ています。マンガンを多く含みますので、マンガンに過剰障害が起こりやすい庭木には原則使用をお控えください。
・どんな症状でも回復できますか?
庭木のツチトコ+庭木元気の追加対策として使用しますが、すべての樹勢回復ができるとは思いませんが、今までなぜこんなに葉が枯れたの?という弱った木を助ける方法としてベテラン庭師が実際に結果を出してきています。
・使用できない場合は?
マンガンを多く含みますので、土壌がpH6.0未満の土壌には使用しないでください。また、マンガン過剰障害が起こりやすいと思われる場合は少量をテスト使用してから追加使用してください。
・雨の日は使用できますか
雨の日は成分が流れてしまうのでご使用をお控えください。
・効果はすぐに出ますか?
庭木のツチトコEXの成分が必要だった場合は、2週間程度で何らかの反応がありますが、すでに変色したり枯れている葉や木の場合は、次の新芽の時期まで様子を見てください。
・庭木健育と庭木のツチトコEXを併用する場合は?
庭木のツチトコ+庭木元気を使用後、土壌がpH6.0程度で酸性の場合、追加対策として、庭木健育を潅水したり葉面散布します。その後、1週間たってもあまり変化がない場合は、庭木のツチトコEXを通常量の半分程度を潅水施肥して、次の新芽の季節まで様子を見てください。庭木のミネラル栄養対策としては十分だと思いますが、Q&A  7 、銅(Cu)は配合されていますかも参考にしてください。
・庭木に異変をもたらす原因は?
庭木のツチトコ+庭木元気のセット使用後、庭木のツチトコEXなどの追加対策は庭木を栄養バランスを改善して元気にする働きがありますが、栄養バランス以外の弱っている原因を取り除かないと樹勢が回復しない場合があります。例えば、害虫や菌の感染、水不足、水のやり過ぎ、除草剤を長年根から吸収した、強剪定、猛暑によるアスファルトや塀からの熱の跳ね返りなどの樹勢悪化する原因の対策は大切です。

4.庭木健育
・庭木のツチトコと何が違うんですか?
庭木のツチトコは7種のミネラルを含む庭木用にミネラルバランスをよくする肥料です。土壌の酸度に関係なくご使用ください。庭木のツチトコを使用しても庭木の樹勢がよくならない場合の追加対策の一つが庭木健育です。多くの庭木が好む酸性土壌にさらに酸性雨が降る影響で庭木が吸収しにくくなるモリブデンが主成分です。モリブデンは窒素代謝に大変重要なミネラルです。葉面散布や潅水でモリブデンを補給します。土壌酸度がpH7.0以上の土の場合は根から吸収しやすい状態ですのでモリブデン不足はないと考え、原則使用しません。
・なぜ樹勢が回復するんですか?
庭木健育の主成分であるモリブデンは地球上の窒素固定量の70%以上に関与していると言われる重要なミネラルです。しかし、酸性雨が降る環境では植物の吸収が悪化するため多くの場合で欠乏しているようです。主にモリブデン欠乏を改善することで樹勢を回復させます。
・どんな樹種でも使えますか?
ほぼ全ての庭木に使用可能です。ただし、高木(幹周り30cm以上の木)の場合は庭木活力を使用した方が効率的にモリブデンを与えられます。
・高い木や貴重な木にも、庭木活力の代わりに使用できますか?
木に穴をあけることに抵抗がある場合、またドリルが無いなど施工できない問題がある場合は庭木活力に変わって庭木健育を使用することもできます。
・どんな症状でも回復できますか?
葉面散布で使用するとモリブデン欠乏の場合はすぐに葉が元気になります。モリブデン欠乏でない場合や、すでに枯れのメカニズムに入っている樹木や枯れている葉には効果はありません。庭木健育は吸収しにくくなっている窒素代謝酵素成分のモリブデンを庭木に補給させることで樹勢の回復に効果がありますが、木の異変がその他の理由の場合は改善しません。まず、庭木のツチトコ+庭木元気セットをご使用後、様子を見て土壌pHによりご使用ください。土壌酸度が中性アルカリ性の場合には必要ありません。
・葉面散布する場合は?
株もとの土壌に潅水使用する場合は1㍑の水に3gを溶かして与えて下さい。葉面散布する場合は、1㍑の水に1gを溶かして葉にスプレーしてください。
・雨の日は使用できますか
雨の日は成分が流れてしまうのでご使用をお控えください。

5.庭木活力
・庭木活力を使用する目的は?
庭木健育と同様に、酸性土壌が好きなほとんどの庭木が、酸性土壌にさらに酸性雨が降ることで植物が吸収しにくくなるモリブデンを高く太い木でも効率的に補給する目的の製品が庭木活力です。
・庭木健育と何が違うのですか
庭木活力と庭木健育はモリブデンを主とするミネラルを庭木に与える同じ目的の製品です。庭木活力は棒状になっていて幹に穴を開けて樹幹に埋設する使用方法ですが、庭木健育は結晶粉状になっていて水に溶かして葉面散布するか潅水で使用します。
・木に穴をあけて埋設する必要があるのですか?
庭木健育は低い庭木なら葉面散布でモリブデンを補給できるのですが、高い木の場合は葉面散布が難しく、また潅水使用で土壌に大量のミネラルを撒いてしまう欠点があります。庭木活力はモリブデンを樹液に乗せて木全体にいきわたらせる樹幹埋設という弊社独自の技術で使用することで、効率的にモリブデン補給という目的を達せられます。ゴルフ場や広い施設の多くの木に効率的に簡単に使用できる方法です。
・使用方法は?
市販のビットをインパクトドライバかドリルにつけて、正確に庭木活力が入る穴をあけます。指でその穴に庭木活力(棒状の製品)を押し込んで終了します。シリコンパテで表面をカバーても構いません。
・あけた穴はどうなるの?
樹液に溶けた庭木活力の成分で穴の表面はコーティングされ、今までの多くの施工でその穴は樹木の生長とともにきれいに修復され分からなくなります。(画像参考)
・使用間隔は?
一度使用すると2,3年は成分が持続的に溶け出します。

6.プランターのツチトコ・セット
・ツチトコNPK(窒素肥料)の過不足はどのように判断しますか?
葉の状態から判断します。窒素が多い状態だと、葉は青緑に濃さを増していき、茎部分がやや軟弱になる傾向があります。窒素が少ない状態だと、葉が黄色くなり、古い葉が落葉します。窒素が少ない場合はツチトコNPKを少しずつ追加してください
・ツチトコとツチトコNPK(窒素肥料)は同時に使いますか?
できれば、ツチトコ使用後1週間は開けてツチトコNPKを使用します。
・野菜に使うときと草花に使うときはツチトコとツチトコNPKの使用量が違いますか
野菜の場合は、ツチトコ(土壌ミネラルバランス整備)3に対してツチトコNPK(主栄養)2の割合を基本に使用します。草花、観葉樹の場合は、ツチトコ2に対してツチトコNPK1の割合を基本に使用します。アルカリ性を好む植物にはツチトコNPKを少なめに使用してください。