アジサイの育て方
アジサイは、美しい花を咲かせる人気の庭木です。比較的育てやすい植物ですが、いくつかポイントを押さえることで、よりきれいな花を楽しむことができます。
植え付け
- アジサイは、日当たりと水はけの良い場所を好みます。午前中に太陽が当たる半日陰が理想的な場所です。
- 土壌は、酸性から弱酸性のものを好みます。土のpHが7.0以上の場合は、硫黄やピートモスなどを混ぜて酸性度を調整します。
- 植え付けの時期は、3月~4月頃が適しています。
- 植え付け穴は、根鉢よりも一回り大きく掘り、たっぷりと水を与えます。
- アジサイは浅植えを嫌うので、根鉢の上部が土の表面とほぼ同じ高さになるように植え付けます。
水やり
- アジサイは、乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
- 特に、夏場は乾燥しやすいため、朝晩2回水やりをするのが理想です。
- 水やりは、株元にではなく、株の周りにまんべんなく与えます。
肥料
- アジサイは、肥料を好む植物です。
- 春と秋に、緩効性肥料を与えます。
- 花色を青くするには、アルミニウムを含む肥料を与えます。
- 花色をピンクにするには、鉄分を含む肥料を与えます。
- 「庭木元気」は酸性窒素肥料です。
- 「庭木のツチトコ」は土壌のミネラルバランスを整えます
剪定
- アジサイは、剪定によって花数を増やすことができます。
- 剪定時期は、落葉後の12月~2月頃が適しています。
- 枯れた枝や細い枝、混み合った枝などを剪定します。
- 花芽は、前年の枝に付くので、花芽を付けない枝は剪定します。
その他
- アジサイは、病害虫に比較的強い植物です。
- ただし、アブラムシやハダニなどの害虫が発生することがあるので、見つけたら早めに駆除します。
- アジサイは、寒さに弱い植物です。
- 冬場は、株元にわらや腐葉土などでマルチングをして、根を保護します。
これらのポイントを押さえることで、美しい花を咲かせるアジサイを楽しむことができます。
アジサイの品種
アジサイには、さまざまな品種があります。代表的な品種は以下の通りです。
- 大葉アジサイ:最も一般的なアジサイです。花色は、青、ピンク、白などがあります。
- アナベル:白い花を咲かせるアジサイです。花序が大きく、ボリュームがあります。
- カシワバアジサイ:カシワのような葉を持つアジサイです。花色は、青、ピンク、白などがあります。
- ノリウツギ:枝が長く伸びるアジサイです。花色は、白です。
アジサイの花色を変える
アジサイの花色は、土壌のpHによって変わります。
- 酸性土壌(pH6.0以下):青色
- 中性土壌(pH6.0~7.0):紫色
- アルカリ性土壌(pH7.0以上):ピンク色
花色を変えたい場合は、土壌のpHを調整する必要があります。
- 青色にするには、硫黄やピートモスなどを混ぜて土壌を酸性化します。
- ピンク色にするには、石灰などを混ぜて土壌をアルカリ化します。